研究課題/領域番号 |
16K15605
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小田 竜也 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20282353)
|
連携研究者 |
舘野 浩章 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 創薬基盤研究部門, 主任研究員 (30450670)
平林 淳 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 幹細胞工学研究センター・糖鎖レクチン工学研究チーム, 首席研究員・研究チーム長 (40156691)
大河内 信弘 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40213673)
橋本 真治 筑波大学, 医学医療系, 講師 (60624666)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 膵癌 / 糖鎖 / レクチン / 腹膜播種 / 癌幹細胞 / ドラッグデリバリー / 薬剤担体 / トキシン / 癌治療 |
研究成果の概要 |
膵癌細胞の最外層に特異的なフコシル化糖鎖が発現していることを見いだし、その糖鎖構造にレクチン(rBC2)が特異的に反応する事を同定した。このrBC2レクチンを薬剤(=緑膿菌外毒素:PE)の担体として用い、膵癌の制御実験を行った。In vitroでのrBC2-PEの50%阻害濃度(IC50)は1.04fmolと従来の抗体融合薬に比べ1000倍以上強力であった。in vivoのマウス膵癌モデルに対してrBC2-PEを投与すると、優意に腫瘍を縮小させ、生存も延長した。本レクチンはヒト赤血球 に対して血液凝集活性がないことも確認し、抗体治療に取って変わる新たな標的治療のプラットフォームを提案出来た。
|