研究課題/領域番号 |
16K15624
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 順天堂大学 (2018) 埼玉医科大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
松本 征仁 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員准教授 (90321819)
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研究協力者 |
岡﨑 康司
安波 洋一
菅原 泉
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 分化転換 / 糖尿病 / 再生医学 / 体細胞 / 膵β細胞 / 再生 / 細胞分化 / 直接変換 / シグナル伝達 / ゲノム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、幹細胞を介さずダイレクトリプログラミング(直接変換)法によって高効率で体細胞から膵島様細胞の作製方法を確立すること、作製した膵島様細胞を糖尿病モデルマウスに移植し、血糖改善できることである。これまでに本研究において、レトロウイルスベクターを用いてマウス胎児線維芽細胞(MEF)等の体細胞から高効率でダイレクトリプログラミングにより膵島様細胞を作出すること、膵島様細胞をストレプトゾトシン(STZ)投与の1型糖尿病モデルマウスの腎皮膜下に移植したところ、血糖値の改善が有意に観察された。レトロウイルスベクターのみならず他の安全な方法で内在性インスリンを発現誘導する方法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により下記の学術的ならびに社会的意義が期待できると考えられる。1)癌化の可能性が低く、安全性が担保される。2)高血糖(インスリン依存性糖尿病)を改善する。3)1型糖尿病患者が生涯を通じて15万回以上インスリン注射と血糖管理の負担から解放できる。4)低血糖による昏睡の心配がなくなる。5)創薬利用;本細胞を使い糖尿病治療薬候補物質のスクリーニングに利用する。6)10歳未満の糖尿病患者では97%がI型糖尿病であるため、生涯を通じて10万回以上インスリン注射と血糖管理の負担から解放することができる。
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