研究課題/領域番号 |
16K15631
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
澤 芳樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00243220)
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研究分担者 |
増田 茂夫 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (10396749)
齋藤 充弘 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (20448038)
寒川 延子 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (30432579)
福嶌 五月 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (80596867)
秦 広樹 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (80638198)
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研究協力者 |
関口 清俊
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 幹細胞ニッチ / 細胞外マトリックス / 組織修復 / 細胞外基質 / 心不全 |
研究成果の概要 |
骨髄由来間葉系幹細胞はラミニン(LM)511に対して強い接着活性および増殖活性を示した。急性心筋梗塞モデルラットの病変部にLM511を移植したところ、経時的に間葉系幹細胞と思われる細胞、血管内皮細胞、および血管新生関連サイトカインがコントロール群に比して顕著に増加した。組織の線維化および心機能においてもLM511移植群ではコントロール群に比して、有意な改善が認められた。これらの結果により、急性心筋梗塞モデルへのLM511移植は、幹細胞の接着を促進し、病変部での血管新生に影響を与え、組織線維化および機能の改善に寄与する可能性を示唆した。これは、心不全治療における新しい可能性を見出すものであった。
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