研究課題/領域番号 |
16K15635
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
野田 雅史 東北大学, 大学病院, 講師 (70400356)
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研究分担者 |
松田 安史 東北大学, 大学病院, 助教 (00455833)
岡田 克典 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (90323104)
星川 康 藤田医科大学, 医学部, 教授 (90333814)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 低温持続換気保存 / 臓器移植 / 肺移植 / CVLP / 急性肺障害 / ドナー肺 / 肺保存 / 移植・再生医療 |
研究成果の概要 |
我々は保存中に低温で人工呼吸器により換気を継続し酸素供給を行う低温持続換気肺保存法(CVLP:continuously ventilated lung preservation)を開発し、長時間肺保存における有効性を検討した。低温持続換気肺保存法により、移植後の肺機能が従来の冷却膨張肺保存法に比べより保たれる可能性が示唆された。これは臓器保存中の換気により肺の代謝が維持されるためと推測された。本保存法により長時間の安定した臓器保存が可能となれば、肺移植後の急性期及び慢性期の肺障害を抑制し肺移植の予後改善に寄与するものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳死肺移植において、ドナー不足は喫緊の課題であり、数少ないドナー肺を有効に利用するため、本アプローチが将来的に臨床応用可能になることで、多くのドナー肺利用が可能となる。
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