研究課題/領域番号 |
16K15637
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器外科学
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
三好 新一郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特命教授 (00190827)
|
研究分担者 |
豊岡 伸一 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30397880)
山本 寛斉 岡山大学, 大学病院, 助教 (40467733)
阪口 政清 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (70379840)
宗 淳一 岡山大学, 大学病院, 講師 (90559890)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 肺癌 / メトホルミン / 抗PD-1抗体 / 癌 / 外科 |
研究成果の概要 |
肺癌において、メトホルミンによる腫瘍免疫担当細胞の機能増強作用と抗PD-1抗体による免疫寛容状態の解除作用に着目し、肺癌における両者の併用治療の確立を目指す研究を行った。癌患者における末梢血ならびに腫瘍組織中のリンパ球の機能評価を行い末梢血単核球および腫瘍浸潤性T細胞をメトホルミンの存在・非存在下で培養しT細胞に非特異的な刺激を与えたところ、メトホルミン存在下ではサイトカイン産生能が増加したことを確認した。また、初代培養肺癌細胞に対するメトホルミン処理T細胞+抗PD-1抗体の抗腫瘍効果の検討と、メトホルミン処理T細胞+抗PD-1抗体の抗腫瘍効果を予測するバイオマーカーの探索・同定を進めた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性疾患の一つである肺癌において、腫瘍免疫担当細胞の機能増強作用を有するメトホルミンと、近年免疫療法として注目されている抗PD-1抗体を組み合わせることによる新規治療法の開発に繋がる成果と考えられ、悪性腫瘍の中でも日本をはじめ世界の多くの国で死亡者数が多い肺癌の治療成績を改善するために、社会的意義が大きい成果と考えられる。
|