研究課題/領域番号 |
16K15691
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
鑪野 秀一 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (30624655)
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研究分担者 |
榎田 英樹 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (80347103)
関 直彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (50345013)
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研究協力者 |
吉野 裕史
松下 良介
宮元 一隆
米森 雅也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ナノミセル / マイクロRNA / 核酸医薬 / 腎癌 / 膀胱癌 / 腎細胞癌 / microRNA |
研究成果の概要 |
治療抵抗性腎癌のmiRNA発現プロファイルにおいてmiR-210-3pは発現が低下しTWIST1を標的とした癌抑制的作用を有した。またmiR-1274aは発現が亢進し癌遺伝子的作用を有するBMPR1Bを直接制御した。引き続きunit polyion complexes (u-PIC)と一本鎖であるmiRNAの3末側約10塩基をDNAに置換したキメラmiRNAを調整しナノミセル型DDSを確立した。これを40nMの濃度で培養細胞に添加したところ、各miRNAの細胞内濃度は投与前に比べて100倍以上に上昇することが観察され、標的遺伝子の20~50%のノックダウン効果とアポトーシス誘導が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
unit polyion complexes (u-PIC)は生体内で安定するキメラ型2重鎖miRNAを内包することが可能であり、ナノミセル型ドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発に成功した。各miRNAは培養癌細胞に効率よく取り込まれて抗腫瘍効果を発揮することが確認できた。次の段階のin-vivo投与実験を経て将来の核酸医薬創薬に向けて有意義な情報を得ることが出来た。
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