研究課題/領域番号 |
16K15704
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉川 史隆 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40224985)
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研究分担者 |
梶山 広明 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (00345886)
横井 暁 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (30737135)
柴田 清住 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (90335026)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 卵巣癌 / 腹膜播種 / エクソソーム / MMP1 / MMP-1 / 卵巣がん / 中川細胞 |
研究成果の概要 |
卵巣がんが分泌するエクソソームが、腹膜播種を促進することを発見した。同所移植マウスモデルでは、がん細胞由来のエクソソームが、腹膜転移を促進させ、腹膜中皮細胞の形態変化を起こすことを認めた。この形態変化はアポトーシス誘導によるものと判明した。抽出したエクソソームを投与した中皮細胞で有意にMMP1遺伝子が上昇していた。 データベース解析より、MMP1が卵巣がんの重要な予後規定因子であることが分かった。腹水中にMMP1遺伝子を多く含むがん患者群が存在することが分かった。MMP1遺伝子を含有したエクソソームは患者予後を予測するバイオマーカーとして、また将来的な腹膜転移を抑制する治療標的として期待できる。
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