研究課題/領域番号 |
16K15745
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
富岡 容子 (桂木容子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20610372)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 血流評価 / モニタリング / ウェアラブルデバイス / 血流障害 / フレキシブル / 遊離移植 / 血流異常 / 総合判定 / センサー / 臨床試験 / カットオフ / フーリエ変換 / 血流 / 組織移植 / フレキシブル電子デバイス |
研究成果の概要 |
これまでの遊離組織移植術後の血流評価は、数時間毎の診察やピンプリック所見に頼っていたが、本研究において、柔らかいフィルム状の基材の上に微小なセンサーを多数実装する技術を活用することで組織全体を昼夜継続して血流測定できるシステムを世界で初めて実現した。 測定データから血流異常の判定を下すアルゴリズムを作成し、動物モデルでその検出率を裏付けたのち、機器の改良と検証を重ねて臨床試験につなげた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外傷・悪性腫瘍をはじめとした疾患により組織移植による再建を要する患者さんが、術後に組織の血流障害を生じた際に、いち早く異常を検出し救済手術につなげることに貢献するモニタリングの開発につながる研究成果となった。ウェアラブルデバイスの臨床における有用性を示唆するものである。今後さらに開発が継続され、上市されれば、患者さんやスタッフの負担を軽減しながら、術後モニタリングを実現し、治療成績の向上に寄与することが期待される。
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