研究課題/領域番号 |
16K15748
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 優 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (00739724)
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研究分担者 |
亀井 譲 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10257678)
蛯沢 克己 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20397459)
中村 亮太 静岡県立静岡がんセンター(研究所), その他部局等, 医師 (40761060)
高成 啓介 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (80378190)
神戸 未来 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50597862)
菱田 雅之 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50790143)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 発生学 / 液性因子 / 薬剤性リンパ管静脈吻合 / 薬剤局所注入治療法 / リンパ管静脈吻合 / リンパ浮腫 |
研究成果の概要 |
リンパ浮腫は手術や外傷により浮腫が起こる疾患で、浮腫以外にも痛みやかゆみを生じ、進行すると不可逆性になるなど様々な問題が生じる。現在のところ臨床的には理学療法および手術療法(リンパ管静脈吻合など)が行われているが、根治は困難である。 われわれは、個体発生時の静脈角においてリンパ管と静脈が合流することに着目した。静脈角形成時の静脈角周囲において発現しているVEGF-C及びTGFΒ阻害薬を局所投与し、その治療効果について検討したところ、治療群それぞれで浮腫の改善傾向を認めたが、有意差は得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リンパ浮腫は現在のところ臨床的には理学療法および手術療法リンパ管静脈吻合などが行われているが、現在のところ根治は困難であり、有効な治療を模索している状態である。われわれは局所に胎生期にリンパ管-静脈吻合がなされる際に発現する因子であるVEGF-C及びTGFΒ阻害薬を薬剤を投与することでリンパ浮腫の状態の改善の傾向があることを確認した。これは、局所注射によりリンパ浮腫が治療出来る可能性を示唆するものであった。
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