研究課題/領域番号 |
16K15749
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
野田 和男 京都大学, 医学研究科, 助教 (50633161)
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研究分担者 |
中邨 智之 関西医科大学, 医学部, 教授 (20362527)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 創傷治癒 / 炎症 / 線維化 / 細胞外マトリックス / 細胞・組織 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
皮膚のキズあとが目立つのは、キズが治る過程の異常反応と考えられる。皮膚のキズと同様な反応が肺や心臓、肝臓、腎臓に起こると、臓器不全になる。これらの病態は「線維化」と呼ばれるが、その原因はわかっていない。本研究では、「線維化」に関わる可能性がある分子として、LTBP-2分子に着目して研究を行なった。LTBP-2分子を持つマウスとLTBP-2分子を持たないマウスを使って、炎症反応を起こしたりキズを作って治り具合を比較検討した結果、LTBP-2の有無によって「線維化」の程度に大きな差を認めないことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
皮膚などの臓器を構成するタンパク質は多数あるが、その全ての分子の機能が分かっている訳ではない。病気の原因となる分子の欠損や異常を見つける方法の一つとして、ある特定の分子の機能を研究する必要がある。本研究で着目したLTBP-2分子は、最近の報告では「線維化」病態に関わる可能性が示唆されている。今回は皮膚における線維化モデルについて検討したが、明らかな機能を見出すことができなかった。皮膚以外の臓器についても検討すれば、病気の原因や治療標的であることが発見できるかもしれない。
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