研究課題/領域番号 |
16K15754
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
井田 夕紀子 東京医科大学, 医学部, 講師 (00459504)
|
研究分担者 |
柴田 大 東京医科大学, 医学部, 助教 (00421008)
松村 一 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (80256263)
|
研究協力者 |
青木 昴平
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 創傷治癒 / ナノバブル / 持続陰圧閉鎖療法 / 感染 / 洗浄 |
研究成果の概要 |
極々小さな泡、ナノメートルサイズの気泡を含んだ液体をナノバブル水と呼称しているが、我々はナノバブル水が創傷治癒へ与える影響を検討した。ナノバブル水の気体に酸素を含有させると、偏性好気性細菌・通性嫌気性菌において増殖促進効果が得られた。つまり、ナノバブル水が細菌へ機能的に酸素を供給したという結果であった。また、動物実験において、虚血下の創傷に酸素を供給し、創傷治癒を促進した可能性を指摘することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性創傷は生活習慣病の増加に伴い、その患者数は増加の一途をたどる疾患である。これに対する短期間で効果的な治療方法は、患者本人からだけではなく、社会全体からも求められている。酸素を含有させたナノバブル水は創傷治癒を促進する可能性を指摘することができ、今後の創傷治療における選択肢を広げることができたと考えられる。
|