研究課題/領域番号 |
16K15757
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
後藤 行延 筑波大学, 医学医療系, 講師 (20451700)
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研究分担者 |
平松 祐司 筑波大学, 医学医療系, 教授 (30302417)
揚山 直英 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 霊長類医科学研究センター, 主任研究員 (50399458)
井上 貴昭 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60379196)
佐藤 幸夫 筑波大学, 医学医療系, 教授 (10312844)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ARDS / 骨髄細胞 / 白血球 / 体外循環 / 骨髄由来細胞 / 外科 |
研究成果の概要 |
カニクイザルARDS(急性肺障害)モデルを用いて実験を行い、データ解析を行った。術後SIRSとそれに続くARDSの発症予防手段の確立を目指すべく、薬理学的制御の手法により群分けした。肺障害発生のkey-factorである白血球の活性化と肺への集積について骨髄由来白血球の動態に焦点を当て、CCL23(recombinant human CCL23)による骨髄刺激抑制効果をin vivoで検証、血液学的、組織学的、および画像的に解析した。実験プロトコールは順調に遂行され、先行研究からの追加解析を含め、第70回、および第71回日本胸部外科学会定期学術集会(札幌、および品川)で研究発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外科手術に伴うSIRS ・ARDS(急性肺障害)の発症は医学的に救急治療を要し、かつ難治性であるが故に、その発症予防が重要である。本研究の基盤となる手術が骨髄機能に与える影響、および本研究の結果である術前CCL23投与による骨髄制御に関する知見は最新で、従来のコルチコステロイド、好中球エラスターゼ阻害剤をはじめとした各種プロテアーゼ阻害薬による対処療法的治療に代わる術後ARDS発症理論に基づく予防法として、あるいはこれとの相加相乗効果によって、周術期管理の安全性を効果的に高める成果が期待できる。
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