研究課題
挑戦的萌芽研究
米由来ペプチドのヒト細胞への細菌感染時の抗炎症作用などを評価するために,ペプチドで前処理したマウスマクロファージ由来RAW264.7細胞に細菌由来LPS を加え,炎症性サイトカインの転写活性をReal-time PCR解析した.また,関連因子の転写活性も測定した.次に,ペプチドの炎症制御効果を検証するため,RAW264.7細胞を用いたin vitroの系において,米由来ペプチドは,LPS誘導性炎症とRANKL添加による破骨細胞分化関連因子の転写活性の上昇をそれぞれ抑制した.本研究で選出した米ペプチドは,細菌感染による炎症などに対して生体防御効果を持つ可能性が示唆された.
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