研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では唾液分泌促進作用と粘着作用を促進ポリグルタミン酸と抗酸化作用による粘膜損傷治癒作用を有する白金ナノコロイドを応用し、粘弾性特性と粘着性も付与したドライマウス義歯患者用口腔保湿ジェルを創製することを目的とする。CMCNaとPVM-MAを含有する水溶液を用いた。粘着性と粘度は混水比よりもCMC-NaとPVM-MAの割合が大きく影響した。動的粘性率と動的損失粘性率には混水比が、損失正接にはCMC-NaとPVM-MAの割合が大きく影響を及ぼすことがわかった。ポリグルタミン酸と白金ナノコロイドについて考察を行い、レオロジー的性質と操作性等の評価を行った。
高齢者の多くは義歯を装着しているが、65歳以上の高齢者のうち56.1%がドライマウスを自覚しており、唾液分泌量の減少は義歯の維持安定性の低下と義歯性潰瘍などの病変を引き起こす。また高齢者とくに要介護高齢者では順応性が低下しており、使い慣れた義歯を使用することが有効である。本研究で目指す唾液分泌促進機能を有するドライマウス義歯患者用粘膜活性口腔保湿ジェルが実用化されれば、新義歯のみならず使い慣れた義歯にも適用できるため、義歯機能の向上およびそれにともなう口腔機能の維持・向上を期待できる。高齢者とくに要介護高齢者のQOL向上に寄与するものと考えられる。
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すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (27件) (うち国際学会 2件、 招待講演 5件) 図書 (10件)
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