研究課題/領域番号 |
16K15808
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
大房 航 鶴見大学, 歯学部, 助教 (50709508)
|
研究分担者 |
山田 好秋 東京歯科大学, 歯学部, 客員教授 (80115089)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 筋電図 / 口腔内圧 / 口唇閉鎖機能 / 嚥下 / 口輪筋 / 口腔機能 / 気圧計 / 舌筋活動 / 歯学 / 生理学 |
研究成果の概要 |
本研究では,筋電図および気圧変化を同時に記録可能なシステムを開発し,摂食嚥下メカニズムの解明を行った.大別して3つの研究を行った.①ネオジム磁石を利用した電極を新規製作し,この電極を用いて内舌筋筋電図記録が可能なことを示した.②口輪筋筋電図および口唇閉鎖圧を簡便に記録可能な電極シートを開発した.これは、口唇で咥えるだけで使用可能な特徴をもつ.③内舌筋活動および口腔内圧,咽頭腔内圧の同時記録を行った.その時間的特性を分析した結果から口腔内圧のピークが鼻咽腔閉鎖開始時期と一致することが推察された.これらの結果から,摂食嚥下機能研究のための新しいデバイス開発とそれを用いた摂食嚥下機能解明ができた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は超高齢社会であり,要介護高齢者も増加の一途を辿る.要介護者を増やさないために,様々な予防策について研究されており,摂食嚥下機能もその予防に大きく関わっている因子である.本研究結果は摂食嚥下機能のメカニズムの解明の一端を担っており,また使用した機器は臨床応用性があり,摂食嚥下リハビリテーション分野の発展に寄与するものと考える.そして,このことは今後の日本社会に少ないながら影響を与えるものと考えている.
|