研究課題/領域番号 |
16K15838
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
仲野 道代 (松本道代) 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30359848)
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研究分担者 |
平野 慶子 岡山大学, 大学病院, 助教 (50335618)
大川 玲奈 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (80437384)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 抗癌剤 / 化学療法 / 永久歯胚 / 歯科的晩期合併症 / 抗がん剤 / 器官培養 / 晩期合併症 / 発生 / 歯学 |
研究成果の概要 |
小児がん患者における永久歯胚形成障害は、歯胚形成時期における抗がん剤の投与が原因であると示唆されている。本研究では、臨床的および基礎的に抗癌剤による歯の形成への影響について検討を行った。乳幼児期に抗癌剤の投与を受けた患者39名のうち、永久歯胚形成障害が認められたのは32名で、短根が最も多く認められた。さらにマウス歯胚を用いて抗癌剤の影響を免疫組織学的に検討したところ、抗癌剤を作用させた歯胚ではサイトケラチンおよびビメンチンの発現が濃度依存的に減少していることが明らかとなった。以上の結果より、抗癌剤が上皮系および間葉系細胞に与える影響により形成障害を発症することが明らかとなった。
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