研究課題/領域番号 |
16K15851
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小坂 健 東北大学, 歯学研究科, 教授 (60300935)
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研究分担者 |
相田 潤 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (80463777)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 口腔機能 / コホート研究 / ゲノム情報 / 口腔疾患 / 循環器疾患 / 歯周病 / 遺伝情報 / SNP / 歯学 |
研究成果の概要 |
東北メディカル・メガバンク機構でのデータ分譲特に口腔のデータの分譲の時期が予定より遅れたため、既存のコホートデータであるJAGESのデータを用いた解析により、口腔と全身の健康やそれに関わる社会的な影響などについて、遺伝子以外の領域の分析を行った。口腔の状況が良いことが、要介護状態になることを防ぎ、要介護状態でいる期間も短縮できることがわかった。震災後の方々の社会経済状況が低いことが歯の喪失につながること、また、医療の自己負担が免除されたときに歯科における医療が増加しており、価格弾力性が高いこと、高齢期では咽せのある方は、肺炎でのリスクが高いことなどが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、高齢者において口腔の状況が良く自分でよく噛めると、呼吸器疾患や脳血管障害の死亡のリスクを減らすことがわかってきたが、今回の研究により、良い口腔機能を持つことにより、要介護状態になることを防ぎ、要介護状態でいる期間も短縮できることがわかった。また、東日本大震災後、社会経済状況が低いことが歯の喪失につながること、医療の自己負担免除の期間は著明に歯科における医療が増加しており、価格弾力性が高いことなどが判明した。また国の介護予防基本チェックリストでの咽せのある方は、肺炎でのリスクが高いことなどが明らかとなった。
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