研究課題/領域番号 |
16K15864
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
伊藤 尚子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 特任准教授 (60583383)
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研究分担者 |
山崎 達枝 東京医科大学, 医学部, 兼任准教授 (40576063)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 災害看護 / ブリーフィング / デブリーフィング / ガイドライン / 看護学 / 自然災害 / ストレス |
研究成果の概要 |
本研究は、災害発生時に支援活動のため派遣される看護師に対し有効なブリーフィングとデブリーフィングがなされるよう、そのガイドラインを作成することを目的とした。 先行研究より作成したインタビューガイドを用いて支援活動前のブリーフィング、 支援活動終了後のデブリーフィングの実態を明らかにするための半構成的面接調査を実施し質的に分析を行った。面接調査で得られた考察から同目的で質問紙調査を実施し、量的に分析を行った。いずれの結果からも実施される時期や場所、方法、内容などまちまちであり、派遣機関や実施者の発想で実施しているものと推測された。両調査の結果・考察から災害支援に有用なガイドラインの原案が出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大規模災害が発生すると、看護職は所属機関からの派遣やボランティアメンバーとして緊急的かつ一時的に招集され被災者のケアに当たる。少ない情報やリソースで最大限の効果をもたらすためにブリーフィングを、また、支援者ケアとして活動終了時にデブリーフィングを行うことは、不可欠である。本研究は実際に行われたブリーフィングとデブリーフィングの実態を明らかにし、災害時に有用な看護職のためのガイドラインの案を作成した。このガイドラインの活用により、円滑で効果的なブリーフィングとでブリーフィングの実施が期待できる。それにより、被災者へのケアの効果が向上するとともに看護職の災害時支援の質も高まると思われる。
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