研究課題/領域番号 |
16K15868
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 放送大学 (2018-2019) 名古屋大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
山内 豊明 放送大学, 教養学部, 教授 (20301830)
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研究分担者 |
三笘 里香 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (10305849)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | フィジカルアセスメント / 看護アセスメント / 臨床判断 / 実践力育成支援システム / 聴診 / シミュレータ / 電子聴診器 / 看護教育学 |
研究成果の概要 |
フィジカルアセスメント実践力育成支援ツールの開発とその検証を進めるために、認知認識を事実と照合していくインプットメソッドの開発をより進めた。認識すべきものを、より正確にかつ有効にするために、インプットメソッドで捉えたものをアシスト機能で支援する開発を進め、これらを統合するシステム構築を完成させた。インプットメソッドとして圧電素子フィルムによる集音装置を応用して呼吸音聴診をすることで自動判別システムを構築できる可能性を見出した。今後、音材料をAIによる判別システムへと展開しその精度を高めるための準備として、これまでよりも容易かつ大量に聴診音の生データを収集でき得る方法について検討を重ねた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報を「静的なもの・さらさらと流れるようなもの」として従来扱ってきたことに対するブレークスルーとして、情報流学では情報を構造化されていない、種々雑多な、大量の情報を処理も含めて扱う。これはまさにリアルタイムな身体についてのフィジカルアセスメントにも深く関連し有効なものである。情報流学の可能性を生体情報・医療情報の分野に融合させ発展させる試みは、身体活動というカオス的な姿を捉える経験知を原理原則として可視化するという非常に挑戦的な学術意義がある。さらには看護実践面において、フィジカルアセスメント運用能力が向上することにより、ケア成果の向上へと繋がる意義がある。
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