研究課題/領域番号 |
16K15869
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
瀬戸 奈津子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (60512069)
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研究分担者 |
山口 真有美 関西医科大学, 看護学部, 助教 (90599995)
藤本 悠 関西医科大学, 看護学部, 研究員 (70803310)
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研究協力者 |
村内 千代
片島 麻佑
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | インシデント / コンディション / 個人要因 / 医療安全 / 気分 / 睡眠 / 疲労 / 感情・気分状態 / 看護管理学 |
研究成果の概要 |
研究協力病院で協力の得られた看護師に調査票を配布、1か月間勤務開始時に疲労・睡眠・気分、勤務終了時にその勤務帯で経験したインシデントレベルを記載してもらった。疲労、睡眠、気分、インシデントレベルの記載のあった有効回答は207名分であった。ペアードマッチング法にてケース群「インシデントを経験した初回勤務における勤務前測定値」とコントロール群「インシデントを経験していない初回勤務における勤務前測定値」を整理し分析した結果、日勤の勤務開始時の疲労測定値とインシデント経験に有意な関連があった。看護師の勤務開始時のコンディションによってインシデント発生を予測し予防できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インシデント発生には個人の技能や性格のような変化しない特性のみでなく、変化する特性も大きく影響する。先行研究では連続的に測定しインシデント発生と関連を調査した研究はなく、看護師個人のコンディションとインシデント発生との関連は明らかとなっていない。 本研究は、看護師の疲労、睡眠、気分を特定し、一定期間連続的に測定をすることで、看護師のインシデント発生要因と関連するコンディションの要因について探索的に分析を進めた。その結果、日勤勤務開始時の疲労測定値とインシデント経験に有意な関連があり、看護師の勤務開始時のコンディションによってインシデント発生を予測し予防できる可能性が示唆された。
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