研究課題/領域番号 |
16K15875
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
吉良 淳子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (40269379)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / ドレナージ / シミュレータ / 複合的理学療法 / リンパドレナージ / シミュレーター / リンパ浮腫ドレナージ |
研究成果の概要 |
本研究は、がんの手術後に発生するリンパ浮腫に対する医療リンパドレナージの手技を習得するための、シミュレータを開発することを目的として実施した。 (株)アール・ティー・シーの協力のもと、浮腫のある患者の皮膚を再現した模型に圧センサーと加速度センサーの組みこみ、「垂直の圧」と「横方向の皮膚の動き」を同時に計測し、接続したPC画面でモニターできるようにした。また、モニターを2分割し、あらかじめ記憶させた熟練者の手技データを同時に表示し、その手技に近づけるように練習できるシステムを構築した。臨床での活用性について専門家から高い評価を得たが、シミュレータを用いた技術練習の効果の評価は未達成である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで実践者の感覚を頼りに習得していたリンパドレナージの手技を客観的に評価することができる。このことは、リンパ浮腫セラピスト養成講習での効果的な技術習得が可能であるほか、セラピストの技術の維持・向上のための継続的なトレーニングを可能にする。また、リンパ浮腫患者に対応する多くの医療機関で患者へのセルフケアを指導する際に、シミュレータを用いて効果的な手の使い方や皮膚を伸展する方向を実習してもらうことができる。 以上のことから、セラピストの育成ならびに臨床における患者教育への有用性が高いと考えられる。
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