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段ボール離被架とカプサイシンジェルを用いた睡眠導入効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 16K15885
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 基礎看護学
研究機関福岡県立大学

研究代表者

藤野 靖博  福岡県立大学, 看護学部, 講師 (20405559)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード睡眠 / カプサイシン / 睡眠導入 / 段ボール離被架 / ストレス耐性 / 災害看護
研究成果の概要

避難所を想定してベッドの代わりに床に段ボールを敷いた上に寝た状態でカプサイシンジェルと段ボール離被架を使用して睡眠導入効果を検証した。その結果、足底部周囲の温度は、コントロール群よりも実験群で有意差な上昇が認められた。また、実験群の段ボール離被架内の温度は、実験開始直後は上昇し、その後プラトー状態となっていた。睡眠状態までの時間は、コントロール群15.00±2.16min、実験群5.25±2.06minと実験群において短くなっていた。胸部の皮膚表面温度は、コントロール群より実験群で有意に低かった。
以上の結果から、カプサイシンジェルと段ボール離被架による睡眠導入の効果が明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、血管拡張作用のあるとされるカプサイシンジェルと段ボール離被架を用い、足底部から速やかに熱放散させるために末梢皮膚表面近くの空気を対流させた。結果、末梢血管からの熱放散が進み、よりスムーズな睡眠状態への移行ができた。今後も湯を使用せずに末梢血管を拡張させ、足底周辺部の空気とスムーズに熱交換をする方法を検討することで、避難所などにおいても簡便に入眠導入が出来き、避難所生活を送る人々の睡眠健康に寄与できるものと考える。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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