研究課題/領域番号 |
16K15892
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 東京有明医療大学 |
研究代表者 |
北島 泰子 東京有明医療大学, 看護学部, 准教授 (30434434)
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研究分担者 |
前田 樹海 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (80291574)
山下 雅子 東京有明医療大学, 看護学部, 准教授 (20563513)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 看護の学問史 / 看護教育の大学化 / 看護学史 / 戦後の大学教育 / オーラルヒストリー / 学問史 / 看護の大学教育 / 思想 / 看護学 |
研究成果の概要 |
日本の看護学の発展に寄与した先人達の直接語る言葉を収集し、看護の学問史形成を試みた。看護の大学教育の黎明期に看護教育に携わった、または教育を受けた人々32人にインタビューを行った。「看護は学問か」という問いに対して「看護は学問ではない」「学問としては発展途上だ」「看護が学問的根拠に立って実践されるべき性質の学問であるとしたら対象となる人間をどう支援するかの学問となる」などの言葉が聞かれた。看護理論については、日本の文化の中でどのように受け入れられるか、実際に適用できるかなどの検証が積極的になされてこなかったという語りがあった。看護学のための新しい情報が学問史形成の観点から収集できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後75年を迎え、看護のいわゆる戦後第一世代の研究者達が亡くなっていくことが懸念される中、その人々の語る言葉を収集することは急務でありかつ重要である。看護におけるさまざまなイベントに対する考え方(思想や理論)およびそれらの歴史について整理することは、今後の看護学を発展させていくうえで必要である。このことによって、看護基礎教育における一般専門科目としての看護学史の確立、一般化に寄与し、それを修めた者が、将来看護の取りうるべき道を考える際の橋頭堡的な役割を果たすことが期待される。
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