研究課題/領域番号 |
16K15900
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
森山 美香 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (50581378)
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研究分担者 |
伊東 美佐江 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00335754)
秋鹿 都子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (90342279)
松本 啓子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (70249556)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | DNAR / 意思決定 / クリティカルケア看護師 / 困難感 / 尺度開発 / 教育支援モデル / 蘇生処置拒否 / 教育 / モデル / モデル開発 / DNAR |
研究成果の概要 |
本研究では、DNARの意思決定を行う家族に関わるクリティカルケア看護師に対する面接調査をもとに困難感尺度を作成し,困難感の軽減に向けた教育内容の検討を行った。その結果,「関係性が希薄なDNAR家族との関わりへの戸惑い」,「看護師間のDNAR家族に対するケア調整の難しさ」,「DNAR患者と家族に対するグリーフケアの難しさ」,「DNARを決定する医師との連携調整の難しさ」,「DNAR患者の状況の不確かさ」,「DNAR決断過程の曖昧さ」の6因子からなる尺度を作成した。 クリティカルケア看護師の困難感軽減には、コミュニケーションスキルの向上や死生観の育成につながる教育が必要であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「多死時代」を見据えた終末期医療のあり方を検討するために治療によって回復の見込みがなく死期が迫った場合に、患者・家族の不安や悩みを聞き、看取りを含む終末期医療の選択肢など必要な情報を提供する相談支援チームの整備事業を全都道府県で実施する方針が出された。しかし、クリティカルケア領域では時間的な余裕のない状況で家族はDNARの代理意思決定を迫られることが多く、相談支援チームを活用することは難しい。家族にはタイムリーな支援が重要であり、その役割はそばにいる看護師にほかならない。クリティカルケア看護師に対する教育支援モデルを開発することで家族の代理意思決定プロセスにおいて適切な支援ができる
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