研究課題/領域番号 |
16K15911
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
竹井 留美 椙山女学園大学, 看護学部, 講師 (80402626)
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研究分担者 |
横内 光子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (10326316)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 術後誤嚥性肺炎 / 生活習慣 / 口腔内細菌 / 修復歯 / 周術期口腔機能管理 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究は、胃癌と大動脈弁閉鎖不全症の患者2症例に対して調査を行った。症例を比較すると生活習慣や口腔内の細菌数、食生活の違いは認められず、両者に術後誤嚥性肺炎は起こらなかったが、定期的に歯科医院で口腔管理を受けていた対象者に合併症が起こった。また、2症例とも現在の齲蝕はないが、修復歯の数が多い対象に合併症が起こった。 2症例の原疾患および治療内容が異なり、生活習慣と術後の合併症との関連を明らかにするには限界があった。ただ、過去の修復歯の有無と術後合併症の関連の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の調査では、具体的な生活習慣と術後誤嚥性肺炎を含む術後合併症との関連は明らかにならなかったが、修復歯が多い対象者に合併症が起ったことから、長期的に捉えた予防歯科の重要性が考えられる。 今後調査数を増やし、修復歯の数と合併症との関連が明らかとなれば、修復歯が存在する対象への周術期口腔機能管理を検討・改善することにつながると考える。また、乳幼児期からの歯科検診等における事業の充実により、術後合併症予防が可能となり、医療費削減につながると考える。
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