研究課題
挑戦的萌芽研究
小児がん・脳腫瘍と診断された子どもの家族は、外傷的体験に晒され、大きな心理的影響を受ける(たとえばPTSD、心的外傷後成長など)。看護師には、本人ときょうだいを含む家族全体がストレスに対処できるようサポートすることが求められている。また、看護師は、看護師のみならず医療チーム全体を調整し、医療チームが全体として家族をサポートできるようにすることも求められている。本研究は、小児がん・脳腫瘍患児ときょうだいとの関係に着目した家族支援プログラムの開発に向けて、小児がん闘病が患者・家族に与える影響、医療者に与え・与えられる影響を多面的に明らかにした。
本研究の成果は、小児がん・脳腫瘍患者本人およびその家族(両親、きょうだい)のためになるのは当然のことながら、それだけでなく、家族のきょうだいサブシステム機能向上に関する知見を得ることによって、より全般的なきょうだい支援の発展に寄与するものです。より具体的には、これまで無視されがちな家族員であったきょうだいについて小児保健・小児看護・小児医療の現場でどのようにアプローチすればよいかという提案に繋がった。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)
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