研究課題/領域番号 |
16K15924
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡邊 浩子 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20315857)
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研究分担者 |
田中 弥生 京都光華女子大学, 健康科学部, 助教 (80636184)
近江 雅人 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60273645)
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研究協力者 |
神谷 千織
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | インファントマッサージ / 触覚刺激 / 快情動 / マッサージ手技 / 接触圧 / 副交感神経 / 精神性発汗量 / マッサージ加圧 |
研究成果の概要 |
生後2-7ヶ月の健康な乳児22名を対象に快情動を最大限に引き出すマッサージの速度の検証を行った。マッサージ速度は10.0cm/s、7.5cm/s、5.0cm/sの3つとし、上肢、下肢、胸部を1 クール5分とし、1分間のインターバルをおいて、母親が3つの速度で計3クール、児にマッサージを行った。その結果、マッサージを受ける乳児の快情動を最も引き出す副交感神経優位となるHF変化率が上昇するマッサージ速度は7.5cm/sの速度であり、乳児が不快を感じる交感神経優位となるマッサージ速度は10.0cm/sの速度であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心地よいマッサージ速度と加圧でマッサージを受ける児は、副交感神経が亢進、大脳皮質活動が抑制され、リラックス効果がもたらされる。マッサージを実施する母親にとっても愛着が増し、マッサージ終了後にリラックス効果がもたらされる。効果的で安全なマッサージの手技が検証されることにより、エビデンスに基づいたインファントマッサージが提供可能となり、本研究の成果は母子相互作用の促進に役立てられる。
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