研究課題/領域番号 |
16K15933
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
栗原 明美 順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (50464780)
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研究分担者 |
岩清水 伴美 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (60516748)
樋野 興夫 順天堂大学, 医学部, 客員教授 (90127910)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 女性がん患者 / 母親役割 / 被援助志向性 / がん終末期患者 / 死の受容 / 女性がん患者の葛藤 / 母娘の関係性 / 気遣い / 母親の不安 / 子供の不安 / がんサバイバー / 女性 / 癌 / 社会系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は母親役割をもつがんサバイバーが子供に正確な病状を説明することで、穏やかに治療を継続できるよう支援していくための基礎資料を得ることであった。調査の結果、母親役割をもつがんサバイバーは、「自分自身に対する葛藤」、「自身の娘に対する葛藤」、「夫に対する葛藤」、「自身の母親に対する葛藤」という4つの葛藤を抱えていた。問題は、家族の成因が自分についてどのように感じているのかわからないことにある。家族成因とのコミュニケーション不足を解消していく必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の社会的意義は、結果を学会発表等を通じて広く公表していくことで、母親役割をもつがんサバイバーの現状と葛藤について、家族を含めた周囲の人々にとってサバイバーに対する理解が深まる結果となるため、何らかの支援に繋げることが可能となる。またがんサバイバーにとっても自身の現状を省みる機会となり、自己理解が深まると共に、より良い療養生活を続けるためには、家族間のコミュニケーション不足は改善していくべきであることを認識する機会となりえる。
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