研究課題/領域番号 |
16K15936
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
小高 恵実 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (90275321)
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研究分担者 |
渡邊 碧 上智大学, 総合人間科学部, 助手 (30711105)
西井 尚子 (原田 尚子) 四天王寺大学, 看護学部, 助教 (50637668)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 精神疾患 / 早期介入 / 家族支援 / 初回エピソード / 前駆期 / 尺度開発 / ニーズ / 面接調査 / 精神看護 / 精神保健 |
研究成果の概要 |
本研究は、精神疾患の発病初期における専門職による家族への支援への初動研究として、子どもの発病初期の家族の体験やニーズについてインタビュー調査を行い、その分析結果から尺度開発を目的に尺度案を作成し量的調査を実施した。また本邦における早期介入の家族支援の方法論を模索するために、すでに公的に制度化を行った英国に訪問し、その実際について観察を行った。 インタビュー調査では15名の親から協力が得られ、分析の結果から全68項目を抽出し、早期介入における家族支援の評価尺度案を作成した。量的調査においては、外的妥当性を図るためにZarid の介護負担尺度、ならびに家族の体験(ECI)も同時に調査した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、現在制度化されていない精神疾患の発病初期における専門職による家族支援のあり方を探求するために、子どもが精神疾患を発病した当初、家族がどのような体験をし、どのような支援を求めているかを明らかにした。本研究は、支援を受ける家族側のからデータを収集しているため、支援者側の必要性ではなく、支援を受ける側が実際に求めている内容が反映されていることに意義がある。 本研究結果は、今後の精神保健・医療における、初期介入の政策的提言や公的支援制度の構築を行うための基礎的な資料とになると考えている。同時に、実際に家族支援を行うプログラムの評価を測定するための尺度としても、活用できることが示唆される。
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