研究課題/領域番号 |
16K15943
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
|
研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
土師 しのぶ 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (80737974)
|
研究分担者 |
寺井 孝弘 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (20595326)
|
研究協力者 |
塚崎 恵子
中村 利美
京田 薫
板谷 智也
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | Asthma / Adherence / Preschool / Web / Caregivers / 小児喘息 / 幼児 / 喘息日誌 / インターネット / 喘息 / アドヒアランス / 携帯端末 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、ウェブベースの喘息日記の使用により、未就学の喘息の子どもをもつ養育者の喘息疾患管理へのアドヒアランスと喘息コントロールが改善されたことである。一方、養育者が認識する育児ストレス、QOL、家族機能には変化がみられなかった。調査中、養育者は4週間のウェブベースの日記を記載し、子どもの1週間の喘息症状を可視化した電子メールを研究者より毎週受信した。上記の改善から、未就学の喘息の子どもとその家族にとって費用対効果の高い介入となる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的および社会的意義は、ウェブベースの喘息日記の使用により、良好な喘息のコントロールが得られたことである。また、携帯端末などの情報通信機器を活用したことで、養育者の疾患管理がより簡便化されたため、喘息の子どもの状態管理の負担軽減が可能になると考えられた。一方、医療者側の利点としては、養育者の疾患管理の様子がインターネット通じて把握しやすくなるため、養育者のもつ管理上の問題に対処することが可能になるものと考えられた。さらに、本介入は、遠隔診療も可能となることから通院費の負担など経済的効果や他の慢性疾患をもつ子どもの疾患管理への応用可能性もあり、発展が期待できる。
|