研究課題/領域番号 |
16K15953
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
諏訪 さゆり 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30262182)
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研究分担者 |
辻村 真由子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (30514252)
池崎 澄江 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (60445202)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 認知症 / 高齢者 / 生活障害 / 病みの軌跡 / ケア / 老年看護学 / 認知症ケア |
研究成果の概要 |
認知症高齢者は認知機能障害から影響を受ける。認知機能障害によって、食事や排泄、入浴などの日常生活行為の遂行障害が出現する。それを生活障害と命名した。まず、アルツハイマー型認知症の高齢者の観察とケアスタッフへのインタビューから、認知症高齢者の自律と自立を支援する生活障害のケアを体系化した。それらのケアによって認知症高齢者の病みの軌跡や認知症高齢者のの行動心理症状が改善されることを、認知症高齢者の事例から得られた詳細なデータを分析することで明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー型認知症の高齢者は、認知症の進行とともに心身機能が低下し、終末期には経口摂取が不可能になり寝たきりなって死亡すると信じられてきた。しかし、事例の詳細なデータから、適切なケアを提供することによって最期まで経口摂取やトイレでの排泄が可能になることなどが明らかになり、最期まで尊厳ある生活を送ることのできる可能性を見出した。アルツハイマー型認知症の高齢者のイメージを一新する知見を超高齢社会に提示したと言える。
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