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学童期にある発達障害児と保護者への対人関係支援~学校生活に焦点をあてて

研究課題

研究課題/領域番号 16K15966
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 高齢看護学
研究機関北海道科学大学

研究代表者

草野 知美  北海道科学大学, 保健医療学部, 助教 (50736311)

研究分担者 山本 八千代  北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (10295149)
前田 尚美  札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (60407129)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2017年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード発達障害の特性 / 保護者 / 発達障害児 / 学童期 / 家族 / 学校生活
研究実績の概要

1.研究目的:本研究では、学童期の発達障害の特性を持つ子どもとその保護者、定型発達の子どもとその保護者に必要な支援を検討するために、①未成年の子どもをもつ保護者が発達障害の特性をどのように理解しているのか、②発達障害の特性を持つ子どもの保護者とそれ以外の保護者では、学童期に起こりうる困難な事象への対処に違いがあるのか、を明らかにすることを目的とした。
2.研究方法:目的①、②に対しそれぞれ無記名自己記入式質問紙調査を実施した。
3.研究成果:①発達障害の特性のうち集団行動や対人関係を苦手とする特性は、多くの保護者が理解していたが、感覚のかたよりは他の特性より理解度が低かった。感覚のかたよりは、特に個別性が強く他者からは理解されにくいため、対人関係構築や集団生活に影響を与えやすい。学校生活で発達障害の特性を持つ子どもの影響はなかったとした保護者が多かった一方で、叩かれた・授業に支障があったとした保護者もいた。多くの保護者が発達障害の特性を理解したいと考えていたことから、同級生や保護者に理解を求めることが可能な事例があると考える。そのためには必要な要件を検討していく必要がある。②学童期に起こりうる困難な事象への保護者の対処は、発達障害の特性を持つ子どもの保護者、それ以外の保護者間で違いは認められず、相談先は担任教員が多かった。発達障害の特性を持つ子どもの保護者の中には、担任以外の教員など複数人に相談していた保護者がいた。学校は、保護者が安心して相談でき、子どもにとって最善の対応ができるよう教員間の連携など体制を整える必要がある。また、発達障害の子どもの多くは、放課後等デイサービスを利用しており、放課後等デイサービスの職員に様々な相談をしている保護者がいた。放課後等デイサービスは発達障害児の療育だけではなく、保護者も含めた包括的な支援を担える場となる可能性があることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 未成年の子どもをもつ保護者の発達障害の理解の実態2018

    • 著者名/発表者名
      草野知美 山本八千代 前田尚美
    • 雑誌名

      子どもと女性の虐待看護学研究

      巻: 5

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Parents‘ Understanding of characteristics of Developmental Disbilities in Japan2018

    • 著者名/発表者名
      Tomomi Kusano Yachiyo Yamamoto Naomi Maeda
    • 学会等名
      The 20th East Asian Forum of Nurding Scholars
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 発達障害の特性の理解度―未成年の子どもを持つ保護者の実態―2017

    • 著者名/発表者名
      草野知美 山本八千代 前田尚美
    • 学会等名
      第36回日本思春期学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2018-12-17  

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