研究課題/領域番号 |
16K15977
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 豊橋創造大学 (2019) 園田学園女子大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
桂川 純子 豊橋創造大学, 保健医療学部, 准教授 (40369608)
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研究分担者 |
大西 香代子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (00344599)
北岡 和代 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (60326080)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 精神障がい当事者 / 地域生活 / エンパワメント / 社会参加 / 精神障がい / 当事者 / リカバリー / 研究への助言 / 精神障害 / 精神障がい者 / 地域 / プロジェクト / 協働プログラム開発 / 地域移行 / 0 |
研究成果の概要 |
本研究では、精神障がい当事者が自らの個性を発揮して社会参加する方法として、英国で行われているSUGAR(Service User and Carer Group Advising on Research)を実施し、その影響をエンパワメントの視点から明らかにした。当事者11名にセッションを4回行い、エンパワメントスケール(Rogers et al, 1998; 畑他,2003)やインタビューにより確認した。スケールではエンパワメントへの影響は明らかにならなかったものの、SUGARは、当事者らの自己効力感や生きがい、成長、社会参加のための次の目標などを喚起するものであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2013年4月に施行された「障害者総合支援法」の理念に則り、現在わが国の福祉政策において、精神に障がいを持つ人々(以後「精神障がい者」とする)の地域移行は重要な課題である。一方、精神障がい者が自らの個性を発揮し、社会参加できる場は未だ限られている。精神障がい者が「支援者―被支援者」関係を越え、当事者の視点から研究者の研究に助言するというプロジェクトJ-SUGARは、自己効力感や生きがい、成長、社会参加のための次の目標などを喚起するものであり、今後、継続して、実施、評価することにより、新しい社会参加の方法として確立するものであると考えられた。
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