研究課題/領域番号 |
16K15997
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
小松 雅代 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80726315)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 国際生活機能分類(ICF) / レスパイトケア / 難病 / 家族介護者 / 環境因子 / 国際生活機能分類(ICF) / 難病患者 / アセスメント / 評価尺度 / 尺度 / 介護支援専門員 / 看護学 / 医療・福祉 / 老化 |
研究成果の概要 |
国際生活機能分類(ICF)コードを用いて、レスパイトケアに関連する88の評価尺度(要介護認定調査票、神経・筋疾患群臨床調査個人票、Zarits介護負担尺度等)の下位尺度についてICFコードを対応させ、生活機能に関する構成要素の分析を行った。これらの尺度は、環境因子に関する項目がほぼ皆無であった。 約40%の介護支援専門員に、難病患者のレスパイトケアの調整経験があったが、調整の際に家族介護者の環境因子を含めた妥当性のある評価尺度を用いての評価ではなく、自己の経験値に基づく主観的判断が半数以上を占めた。レスパイトケアの検討には、家族介護者の環境因子を考慮した評価尺度の作成が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ICFは、ICDと並ぶ世界保健機関国際分類ファミリー(WHO Family of International Classifications,WHO-FIC)の中心分類に位置づけられている。そのため、ICFとICDとの連動が可能であり、疾患別の詳細な生活機能分類を統計的に処理することが可能となる。これは、国際社会と比較する際の統計分類としても評価ができる。そして、標準化したレスパイトケアの評価尺度を作成することで、介護支援専門員や保健医療福祉関係者間の共通した指標を用いることができるため、社会的意義があると考えられる。
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