研究課題/領域番号 |
16K15998
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
村嶋 幸代 大分県立看護科学大学, 看護学部, 学長 (60123204)
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研究協力者 |
赤星 琴美
川崎 涼子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 保健師教育 / 大学院修士課程 / 公衆衛生大学院 / 修士課程保健師教育 / 連携教育 / 保健医療科学院 / 保健師 / 修士課程 / 公衆衛生 / リーダー養成 |
研究成果の概要 |
修士課程で保健師教育を行う大学院に関して、SPHのある大学院と看護系単科大学大学院での学びや課題を明確にした。その結果、①保健師としてのアイデンティティーが育まれ、②教員や先輩、現場の保健師との豊富な関わり、③忙しさへの対処能力の獲得が、共通に見られた。 また、SPHのある大学院では、SPHの教員や他専攻学生との討議を通して、保健師としての自らを相対化して理解し、専門性を言語化する能力を強化できていた。一方、看護系単科大学の強みとして、長期間の豊富な実習経験が、保健師として現実の健康課題に向き合い、正解がない課題にも切り込んでいく覚悟や能力につながると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
公衆衛生の課題解決のために、修士課程における高度実践者養成が拡大している。今回の研究で大学院修士課程での学びは《他専攻と交わることによる保健師としてのアイデンティティーの確立》や《保健師について言語化する必要性の認識》が生まれていた。また、《SPHの講義による利益》として、【県の医療計画や費用対効果の講義で専門家の講義を受けることが出来る】、【政策や経済的効果について考えることを学んだ】などが挙げられており、公衆衛生における保健師の位置づけおよび役割期待を理解することにつながると考えられる。 修士課程で育った保健師が公衆衛生領域のリーダーとなるためには、公衆衛生の基盤強化が不可欠である。
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