研究課題/領域番号 |
16K16002
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
石井 陽子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (20737390)
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研究分担者 |
富田 早苗 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 教授 (00448797)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 里親 / 里親家族 / 肯定的感情 / 地域 / 里親支援 / 家族 / 児童福祉 / 社会福祉関係 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究では、里親の肯定的感情に着目し、里親が肯定的感情の獲得に至るプロセスおよび影響要因を明らかにすることを目的に、養育里親を対象にインタビュー調査とアンケート調査を実施した。その結果、里親が肯定的感情に至るプロセスにおいては、困難を乗り越えた経験が肯定的感情に影響しており、そこには地域の様々なサポートが存在していたことが明らかとなった。また、地域とつながりをもつ里親の満足感が高いことが明らかとなり、生活拠点である地域における里親支援の継続が重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
里親研究において看護関連のものは少ない。このような状況下、公衆衛生看護の視点から地域における里親支援の課題に言及できたことは、本研究の学術的意義であり、看護職の里親理解の一助となったと考える。また、国が示す「切れ目のない子育て支援」には里親も含まれている。本研究により、里親支援は児童福祉の専門的支援はもちろん、地域保健、医療、教育等様々な分野がチームとなって行う必要があることを示すことができた。里親が暮らしやすい地域づくりが里親の肯定的感情につながり、ひいては里親の増加、すなわち受託率向上に反映される可能性の示唆を得られたことが、本研究の社会的意義である。
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