研究課題/領域番号 |
16K16007
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
野崎 隆之 山口大学, 大学院創成科学研究科, 講師 (70707497)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 符号理論 / LDPC符号 / 誤り訂正符号 / 符号化法 / 並列計算 / ハイパーグラフ / アンサンブル解析 / 低密度パリティ検査符号 / ブロック上三角化 / 削除訂正符号 / 符号化 / 符号化アルゴリズム / 並列アルゴリズム / カットサイズ / 情報基礎 |
研究成果の概要 |
本研究では,低密度パリティ検査(LDPC)符号に対して効率的な並列符号化法を提案するとともにその数理を解明した.加えて,この研究結果をもとにして,符号理論とハイパーグラフの関連を調査し,一般の符号に対する効率的な符号化を検討した. 本研究の主要な成果は次のとおりである.(1)ハイパーグラフアンサンブルに対するK均等カットサイズの期待値を明らかにし,並列符号化をするための必要条件を明らかにした.(2)多元LDPC符号に対する並列符号化法を与えた.(3)(1)の手法をもとにノード故障モデルにおけるネットワーク分断確率を与えた.(4)SVT符号,多元SVT符号,RLL-VT符号の符号化法を与えた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(学術的意義)本研究の解析手法ならびに結果は,符号理論で用いられるアンサンブル解析法がネットワークの分断確率の推定にも有効であることを示している.この結果から,より広範な分野に対してグラフならびにハイパーグラフアンサンブル解析が有効であることが期待される. (社会的意義)本研究成果によって高速な符号化法が構成された.この結果を通信・記録システムに適用すれば遅延の少ないシステムの構築が可能になる.
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