研究課題/領域番号 |
16K16045
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
川島 龍太 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (00710328)
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研究協力者 |
松尾 啓志
林 經正
中山 裕貴
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ネットワーク仮想化 / ソフトウェア化 / NFV / SDN / 情報通信ネットワーク / ソフトウェア / 計算機システム / 情報通信工学 / ネットワーク / ソフトウエア学 |
研究成果の概要 |
本研究は既存のNFV (Network Functions Virtualization) 技術からなる汎用サーバ群の資源利用状況から実性能を予測する手法の確立を目指すもので、NFVシステムの性能解析を重点的に行った。さらに、性能解析結果を元に、NFVシステムの性能向上を実現する仕組みも開発した。具体的には、DPDK (Data Plane Development Kit)を搭載した汎用サーバにおいて、既に実用化されている様々な仮想スイッチソフトウェアのパケット処理性能を厳密に評価し、性能要因を明らかにした。また性能予測を簡単化するため、仮想ネットワークI/O性能を安定化する仕組みも実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
5G通信は情報通信分野における世界的なトレンドであり、「モノ」のインターネット (IoT)や自動運転・コネクテッドカーなど、様々な次世代産業の可能性を拓くものである。その共通基盤であるコアネットワークにおいては、サービスごとに独立した仮想ネットワークを構築するため、ソフトウェアによる柔軟なリソース制御が可能なNFV (Network Functions Virtualization) 技術の導入が見込まれている。しかし、既存のNFV技術では5Gに要求される性能要件を達成できない。本研究で得られた様々な性能評価・解析結果は、各種NFV技術の更なる性能向上の基礎になるものと期待できる。
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