研究課題/領域番号 |
16K16050
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
宮田 純子 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (90633909)
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研究期間 (年度) |
2017-02-07 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ネットワーク制御 / 資源割り当て / PON / 待ち行列理論 / 遅延時間 / EPON / ゲーム理論 / ストリーミング / 遅延 / 帯域割当 / LRPON / ユーザ行動 / 協力 / LR-PON / 平均遅延時間 / 厳密解 |
研究成果の概要 |
局側装置と終端装置の距離が100km規模となることを想定した光アクセス網のLR-PON (Long Reach-Passive Optical Network)の上り通信では,パケット送出不可能となる遊休区間が発生するため平均遅延時間を減らすために効率的な帯域割当方式が必要となる.既存帯域割当方式は,ユーザの利他的及び利己的行動には着目せず設計されていたが,これらのユーザ行動を考慮して遊休区間を利用することを考えると,大幅に使用帯域効率が向上する可能性がある.本研究では,ユーザの利己的および利他的な行動も考慮するという新たな観点による帯域割当方式を期間内に実現することを目的とする.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究でのLR-PONにおける帯域割当方式では,ユーザの行動は考慮せず,システム側のみで制御パラメータを設定していた.これに対し本研究では,目的を達成させるために,ユーザの利己的/利他的行動を考慮した新たなシステムを考える.さらに,ユーザ行動を考慮したシステムにおいて,進化ゲーム理論をもとにし導出した全ユーザの行動の変化も考慮することで,システム側が制御する制御パラメータにより変化をもたせることが可能となる.このような,利己的/利他的ユーザ群の行動を考慮した解析を行うことで,新たな観点からのLR-PON資源割当方式を設計するアプローチは,他に類を見ず極めて独創的な研究である.
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