研究課題/領域番号 |
16K16068
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
山田 翔太 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (70750834)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 電子署名 / 準同型署名 / 属性ベース署名 / グループ署名 / 格子暗号 / 格子 / 非対話ゼロ知識証明 / 属性ベース暗号 / 関数型暗号 / IDベース暗号 / 不正者追跡暗号 / 公開鍵暗号技術 / 準同型性 / 暗号・認証等 |
研究成果の概要 |
従来の電子署名技術を拡張した高機能な暗号技術として,情報の真正性とプライバシを保証しつつ,データ処理を可能にする準同型署名技術が存在する.しかし,従来の準同型署名では,署名生成に関するアクセス制限ができないこと,他ユーザ環境でのデータ処理ができないという制限がある.本研究ではこの制限を取り払うことを目指して研究し,他ユーザ環境でのアクセス制御を考慮した高機能署名技術である属性ベース署名をはじめとして,グループ署名やゼロ知識証明など,関連する高機能暗号方式を複数提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,目的としていた「多ユーザ関数型準同型署名」の設計を目指して研究し,目標に近い技術である属性ベース署名やグループ署名の設計を提案した.グループ署名方式は,シンプルなアクセス制御機構と,追跡可能性を保持した高機能電子署名技術で,提案方式は初めての量子コンピュータに対しても安全な方式である.また,研究の過程で新たな暗号理論的テクニックを発見し,複数の新たな高機能暗号技術を提案した.これは今後の当該分野の理論的発展および真に実用的な高機能暗号技術の実社会への普及に向けて,一定程度の意義があるものと考えられる.
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