研究課題/領域番号 |
16K16079
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
福森 聡 関西学院大学, 理工学部, 助手 (00756710)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 鏡療法 / 情動 / 身体認識 / バーチャルリアリティ / 不快感 / 身体所有感 / Virtual Reality / 運動主体感 / 身体保持感 / コンピューター・グラフィックス / 運動イメージ / 認知科学 |
研究成果の概要 |
本研究では自己身体の認知と不快な情動に対して視覚情報が与える影響について鏡療法条件下だけでなく、鏡療法のない条件でも調査を行った.実験の結果、鏡療法中の自己身体の認知に予測誤差が重要な役割を担うことを明らかにし、鏡療法特有の運動タスクが一部の人にとって適切にタスクを実行できない可能性を示した.ヒトの自己身体の認識と不快感に関しては、見かけの肢の空間的な位置と実際の肢の位置との間に空間的なズレが生じた際に人は不快な感覚を持つことが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで疼痛に関する研究と自己身体の認識を総合的に調査した研究は少なく、疼痛研究と認知科学とを繋ぐ研究に取り組み始めたことが学術的に意義がある. また、本研究では積極的にバーチャルリアリティ技術を取り入れたことで自己身体の認識を定量的に調査した.この定量的評価方法は、自己身体の認識や不快な情動という個人差の大きな量を扱う上で将来性があり学術的に意義深いと考える.社会的意義に関して、本研究は自己身体の認識という認知科学的な分野からのアプローチ可能性を示し、疼痛に関する研究の裾野を広げた.現代において疼痛は社会問題であり、本研究の成果はこの社会問題の解決にの礎となったと考える.
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