研究課題/領域番号 |
16K16097
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2019) 筑波大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
大槻 麻衣 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (30609095)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | CSCW / 遠隔作業指示 / 予期 / 非言語表現 / 拡張現実感 / Augmented reality / ユーザインターフェース |
研究成果の概要 |
本研究では,コミュニケーションにおける予期を可能にする,身振り手振りなどの非言語的な情報の検出と拡張現実感 (AR) による提示を実現した.また,遠隔地の作業者に提示する情報を段階的に変化させる実験において,手先だけ,あるいは腕+手先をCGで提示する条件よりも,全身のCGを提示する場合の方が作業者の心的負荷の低減に寄与すること,および,「相手が次に何をするか」という動作予期を支援するため作業効率が向上することを確かめた. 以上より,AR遠隔作業指示システムの実用性を飛躍的に高めることに貢献した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
OA機器,工作機械,大型プラントなどの修理保守作業のために作業員を現地に派遣することは日々行われている.しかし遠隔地への派遣は,作業遅延やコスト増につながる.このため,熟練の「指示者」が現場の「作業者」に対し,遠隔指示を行えるシステムが求められている. 本研究では,卓上など比較的狭い空間を作業空間とする既存研究とは異なり,大型プラントの保守など,作業者が動き回る必要のある広い空間を対象とし,こうした点で重要性の増す,視線や身振り手振りなどの「非言語表現」に着目し,どのように拡張・あるいは抽象化して伝達するかを検討した点に特長がある.
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