研究課題/領域番号 |
16K16113
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
森田 純哉 静岡大学, 情報学部, 准教授 (40397443)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コミュニケーション / 文化進化 / 認知シミュレーション / 実験記号論 |
研究成果の概要 |
独占と共有のジレンマが生じる状況において,二者間のメッセージがどのように変容するのか検討する実験課題を考案した.予備的な実験の結果,独占が支配的な戦略となる状況下において,コミュニケーションシステム(記号と意味の対応)の多義化が生じた.それに対して,独占に対して共有の利得が高い状況においては,他者を撹乱させるメッセージなどの送信によって,一時的な揺らぎが生じるものの,全体的なプロセスとしてはコミュニケーションシステムが維持されることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の背景は,言語の起源や言語進化に関わる構成論的研究である.言語あるいは人間のコミュニケーションシステム(記号と意味の対応関係)は,過去の人類の営みによって構成され,将来にわたって変化していくものである.特にインターネットを媒介とした近年のコミュニケーションにおいては,フェイクニュースなどを原因とした情報の信頼性の低下が危ぶまれている.本研究は,実験室内においてコミュニケーションシステムが生成・変化する状況を生じさせ,継続と崩壊に至る利得構造の条件を検討した.ここで得られた実験の結果は,急速に変化する現代社会のコミュニケーションの行く末を見据える重要な材料となると考えている.
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