研究課題/領域番号 |
16K16139
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
若田 忠之 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 講師(任期付) (60758605)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 色 / 香り / PCCS / トーン / 印象 / 分類 / アプリケーション / 音楽 / cross-modal / ”Brilliantness” / 感性情報学 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
多感覚に共通する印象次元が存在し,それらは色のトーンを用いて説明可能であり,さらにその印象次元を用いて感覚情報を整理することを本研究の仮説とし,それらを明らかにすることおよび研究結果をフィードバックできるアプリケーションシステムの構築を行うことを目的とした。本研究の成果としては,色,香り,音楽には共通した印象次元があることが示され,特に色の明るさ,あざやかさが印象を反映できることが示された.この点を踏まえて色を用いて他の香りを表現した場合に,表現が可能であることが示された.これらの結果についてはデータベース化し,汎用的に分析結果を参照できるアプリケーションを作成した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心理学の分野での基礎研究は非常に有用なものが多い反面、学術分野での公開に留まっており、一般社会に研究成果を還元できていないという現状がある。そこでスマートフォン型のアプリという普段使い慣れ環境を実験に用いることによって、参加者の余計なバイアスを軽減に寄与できるものと期待される。また、タッチ操作によってより直観的な回答を求めることが期待できる。これらの手法は、従来は用いられることが少なく、今後の技術革新に伴う高度な研究手法の開発の先駆けとなることが考えられる。さらに、基礎研究をより一般化して示すことが可能となれば、今後の心理学の基礎研究の発展に寄与できるものと考える。
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