研究課題/領域番号 |
16K16162
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
照山 絢子 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (10745590)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 対話 / マイノリティ / 差別 / 偏見 / ヒューマンライブラリー / 語り / ワークショップ / 共生社会 / 語りの場 / ナラティブ / 啓発活動 / 社会教育 / 図書館情報学 / アーカイブ |
研究成果の概要 |
本研究では、さまざまなマイノリティや社会的弱者への差別や偏見を低減することを目指す、「ヒューマンライブラリー」という対話の催しについて質的調査を行った。ヒューマンライブラリーはデンマーク発祥で現在は国際的な広がりを見せているが、特に日本国内における実践の手法とその背景にある考え方について明らかにするとともに、この催しを定着させていくために考慮しなければならない社会的・文化的要因などについて分析をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ジェンダー、民族、宗教、階層、病気や障害の有無等、私たちの社会にはさまざまな多様性を持つ人々が暮らしているが、こうした人々が生きづらいと感じるのは、一般社会を構成している人々の理解の欠如、想像力の欠如が大きな要因だと言える。そうした状況に一石を投じるための「出会いの仕掛け」「対話の仕掛け」として、ヒューマンライブラリーは実験的かつ画期的な試みである。こうした仕掛けの考え方や実践の仕方について研究を進め、理解を深めていくことは、私たちの社会がより多様性に対する配慮を持ち、すべての人にとって生きやすい社会となっていくための一助となる。
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