研究課題/領域番号 |
16K16164
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 愛知淑徳大学 (2018) 同志社大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
岡部 晋典 愛知淑徳大学, 人間情報学部, 講師 (60584555)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 図書館 / 選書 / 蔵書構成論 / 疑似科学 / インタビュー調査 / Web調査 / 蔵書構築 / アンケート調査 / 科学リテラシー / 蔵書構成 / リテラシー / 学術情報流通 / 情報図書館学 |
研究成果の概要 |
本研究では,疑似科学と図書館の関係を研究した。(1)米国図書館協会にてヒアリング調査を行った。米国においては学校図書館の蔵書が主として批判や非難にさらされており,大人が利用する図書は問題視されにくい傾向が得られた。(2)各界で活躍している人々に,これまでの情報行動をインタビュー調査し,それを著書としてまとめた。(3)疑似科学図書と図書館の態度についてWeb調査を行った。その結果,概ね疑似科学図書の所蔵は問題視されていないが,学歴によって,疑似科学図書の排架に対する態度が異なること等が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,図書館における本の選書については(研究者によっては対立構造ではないと指摘されつつも),価値論と要求論という二つの軸によって対比的に捉えられてきた。前者は図書館は価値のある本を所蔵すべきであり,後者は利用者のニーズをかなえる必要があるという立場である。本研究はこの軸を超え,科学の振りをしているが科学ではない,いわゆる疑似科学図書が図書館に所蔵されることについて多角的に検討した。具体的には「信頼性のある情報の原資を図書館としながらWebにあげていく人々の行為」の描写や,米国における蔵書への批判の現状,人々の図書館蔵書への意識調査などを行った。
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