研究課題/領域番号 |
16K16169
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
|
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
浅井 亮子 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (40461743)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 情報倫理 / 社会的責任 / 人工知能技術 / プライバシー / アイデンティティ / 研究倫理 / ジェンダー / 情報コミュニケーション技術 / 社会責任 / 社会的公正 / 社会的平等 / オンラインテクノロジー / ソーシャルロボット / 社会的リスク / 個人情報 / センシティブデータ / ソーシャルメディア / ステークホルダー / 感情 / 情報図書館学 / 経営情報 / ソーシャル・メディア |
研究成果の概要 |
高度情報通信技術の開発導入が急速に進み、その利便性や効率性などに注目が集まる一方で、倫理的問題への検討が十分に行われないままに急速に技術の導入が行われている。本研究課題では文献研究とともに質的調査及び量的調査を実施し、また国内外の研究者とも協力しながら、高度情報通信技術が孕む倫理的な問題の研究に取り組んだ。利便性や効率性を優先する企業と、社会貢献を期待される研究者との齟齬や研究者が抱える倫理的課題について、またプライバシー概念とセンシティブ情報の曖昧な定義の再考を試みた。さらに特に社会的責任への留意が求められる子供と高度情報通信技術との相互作用が孕む倫理的課題を明らかにすることを試みた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度情報化社会においては、高度情報通信技術の急速な導入利用により発生しうる問題に対して事前に対応する間もなく、利便性や効率性の向上という目的のもとで次々と新たな技術が導入されていく。しかしながら実際に一旦問題が発生した場合、その対応には時間を要する。こうした状況を改善し、高度情報通信技術の導入によって生じうる倫理的課題へと事前にアプローチをし社会的なリスクを軽減する視点を提示することは社会的意義を有すると考える。また本研究課題での成果を国内外の学術雑誌への論文を通して公表するとともに、国際会議やイベントでの発表及びその予稿論文の公表も本課題の持つ社会的意義を強調するものであると考える。
|