研究課題/領域番号 |
16K16182
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
伊佐田 智規 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (80725359)
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研究協力者 |
谷内 由貴子
鈴木 光次
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 植物プランクトン / ハイパースペクトル / 沿岸域 / 植物プランクトン機能分類 / リモートセンシング / 光吸収係数 / 海洋科学 / 地球観測 / 環境変動 / アルゴリズム |
研究成果の概要 |
広範囲の波長帯を連続的に測定できるハイパースペクトル分光データから,海洋における4種類(珪藻類,藍藻類,緑藻類,および渦鞭毛藻類)の植物プランクトン機能タイプ(Phytoplankton Functional Types, PFTs)の優占を識別可能とするPFT識別モデルを開発した.特に,2階微分分光スペクトル解析は,それぞれのPFTの識別精度を向上させる有用な手法であることが本研究により明らかとなった.また,植物プランクトンの光吸収係数のハイパースペクトルデータは,生物光学地理区を分類する有用なパラメータになりうることも本研究によって示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物プランクトンの光吸収係数のハイパースペクトルデータを用いることで,植物プランクトン色素濃度から計算される全体の植物プランクトン群集組成の推定精度が向上するだけでなく,衛星を含めたリモートセンシング技術からのPFTs高精度推定が可能となった.本研究によって開発されたモデルは,今後,海洋の生物地球化学的循環の更なる理解,および適切な沿岸管理システムへ向けた水産業分野へ大きく貢献できると考えられる.
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