研究課題/領域番号 |
16K16189
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 埼玉県環境科学国際センター |
研究代表者 |
堀井 勇一 埼玉県環境科学国際センター, 化学物質・環境放射能担当, 専門研究員 (30509534)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メチルシロキサン / 有機ケイ素 / 東京湾流域 / 環境分析 / 環境技術 / シロキサン / 水環境 / 下水 / パーソナルケア製品 / 環境動態 / PBT |
研究成果の概要 |
環境残留性及び生物蓄積性の懸念される揮発性環状メチルシロキサン及びその類縁化合物について、東京湾流域を対象とした水・底質等の水環境モニタリング及びリスク評価を実施した。河川モニタリングでは、過去のデータを含めて解析することで5年間の経年変化を明らかにし、国際的にも新規性の高いデータを得た。水環境中の最終堆積場と考えられる底質については、得られた濃度プロファイルに全有機ケイ素成分の情報を追加することで、底質中低分子シロキサンは全体の僅か2割程度であることを見出した。本研究から、シロキサン類全体の環境内分布の把握には、ターゲット分析のみでなく、総量分析の組合せが有用であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環状シロキサン類に関する各国の詳細リスク評価から、特に水系への排出実態及び環境中濃度分布の把握が急務となっている。しかしながら、国内における環境データは非常に限られる状況にあり、本研究で得られた成果は、学術的にも新規性が高く、また、これら化学物質のリスク評価にも大いに貢献できるものと考えられる。 現在、欧州における環状シロキサンに関する化学物質管理体制の強化から、国際的にも、その用途や代替物質を含む環境への排出量が激変すると予想され、本研究で確立したGC/MSターゲット分析と全有機ケイ素の総量分析の組合せは,シロキサン類全体の環境内分布及び濃度推移を把握する上で強力なツールとなり得る。
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