研究課題/領域番号 |
16K16191
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
渡部 浩之 旭川医科大学, 医学部, 助教 (90608621)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 放射線 / 精子形成 / 精巣 / 精巣器官培養 / 炎症 / 細胞死 / 生殖細胞 / インフラマソーム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、炎症がγ線照射後の前精原細胞の死滅に関与するかどうかを検討することである。胎齢16.5日目でγ線照射された雄マウスの精巣では、炎症性サイトカインであるIL-1βおよびIL-6のmRNA発現量が増加し、炎症が起きていることが確認された。胎齢16.5日のインフラマソーム構成分子(ASC)欠損マウスにγ線を照射したところ、野生型マウスと同様に前精原細胞の死滅が観察された。一方、精巣器官培養では培養液にLPSを添加することで精巣の発達が阻害された。以上の結果から、炎症がγ線照射後の前精原細胞の死滅に関与している可能性は低いが、幼若期精巣の発達には悪影響を及ぼすことが明らかとなった。
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